Airborne power & integration

有線ドローンの電源:30 kW以上の選定

高出力の地上給電装置と機上電源モジュールを、電圧、電力の定格、給電ケーブル長、システム全体の組み合わせ条件から比較します。

夕暮れ時に定位置で停止する有線給電の大型ドローン

結論

電力の区分と適用条件を数値と併記し、地上から機上までの組み合わせを当社にご確認ください。高出力機器はkWの数値だけで選ばず、有線給電経路全体の一部として選定してください。

30 kW以上の製品

30 kW以上の当社の地上給電装置には、定格出力36 kWのTP-T36、定格出力60 kWのTP-ST60、定格出力70 kWのTP-ST70があります。

機上側の選択肢は、推奨設計電力32 kWのTP-P36、定格電力70 kWのTP-P70、定格電力108 kWのTP-P100です。機器を比較する際は、連続電力・定格電力・ピーク電力で説明しているように、電力の区分と適用条件を数値と併記してください。

地上給電装置の比較

型番 入力電圧 出力電圧 掲載電力と適用条件 出力電流 給電ケーブル長
TP-T36 380–400 VAC(三相)、50 Hz 1000–1500 VDCの範囲、定格値・初期設定値は1500 VDC 定格出力電力:36 kW。36 kWの定電力制限と25 Aの電流制限が同時に適用されます。ピーク電力の定格はありません。 定格値・初期設定値は24 A。最大連続出力電流:25 A。ただし36 kWの電力制限が適用されます。 120 m
TP-ST60 380 VAC、三相+中性線 標準システムの初期設定での最大値は1500 VDC。工場出荷時の出力電圧:1500 VDC 定格出力電力:60 kW 出力電流設定:30–40 A。工場出荷時の出力電流:40 A 120–200 m、構成によって異なります
TP-ST70 380 VAC、三相+中性線 標準システムの初期設定での最大値は1500 VDC 定格出力電力:70 kW 記載なし 150 m

機上電源モジュールの比較

型番 入力電圧 出力電圧 掲載電力と適用条件 定格出力電流
TP-P36 1200–1450 VDC 定格58.5 VDC、範囲54–59 VDC 推奨設計電力:32 kW。極限試験時の出力電力:36 kWは試験値のみであり、連続定格出力ではありません。 記載なし
TP-P70 1600–2000 VDC 定格116 VDC、範囲110–118 VDC 定格電力:70 kW。72 kWの連続運転には、電源筐体の温度を≤35°Cに維持することが必要です。強制空冷。ピーク電力の定格は規定されていません。 600 A
TP-P100 1600–2000 VDC 定格430 VDC、範囲400–440 VDC 定格電力:108 kW。最大出力電力:120 kW。 251 A

「記載なし」は、製品ページに数値が記載されていないことを示します。これらの項目は推測で埋めず、案件の要件を当社にご確認ください。お問い合わせには、該当機器のマニュアルと接続部の詳細を添付してください。

電力制限と適用条件を併記する

TP-T36には、36 kWの定電力制限と25 Aの電流制限が同時に適用されます。1000–1500 VDCの出力範囲は両方の制限を踏まえて解釈してください。電圧を下げても25 Aを超える電流は許容されません。設定変更は当社の案内に従ってください。

TP-P36の実際の設計電力には、変換損失を考慮して32 kWを使用してください。36 kWは極限試験時の値に限られ、連続定格出力として使用してはいけません。

TP-P70の≤35°Cという条件は電源筐体に適用されます。72 kWの連続運転にはこの条件を満たす必要があり、ピーク電力の定格は規定されていません。

TP-P100は型番です。定格出力は108 kW、最大出力は120 kWです。案件の仕様書でもこの区分を保ってください。

組み合わせ全体を確認する

利用できる地上電源と、機体で許容されるDC入力範囲から確認を始めます。地上給電装置の出力、負荷時に給電ケーブルを経由して到達する電圧、モジュールの入力範囲、機体の連続的・過渡的な電力需要を比較してください。そのうえで、取り付け、質量、通風を設置全体の一部として確認します。地上給電装置と機上電源モジュールの組み合わせガイドでは、各接続箇所を説明しています。

TP-ST60とTP-ST70の初期設定での最大システム電圧は1500 VDCです。ほかの電圧については、機上電源モジュールを選ぶ前に当社にご確認ください。

TP-P70とTP-P100はいずれも入力1600–2000 VDCと記載されています。これらの高出力モジュールは主に消防用ドローンで使用されており、当社では通常、案件の要件に合わせて地上給電装置をカスタマイズします。

機体の型番または図面、DC電圧範囲、継続的な電力需要とピーク需要、ペイロード、搭載重量の余裕、給電ケーブル長、地上給電装置、利用できるAC電源を、一つの要件書にまとめてお送りください。該当する版のマニュアルを添付いただくことで、組み合わせと未解決の接続条件を当社で検討できます。モジュール固有の準備事項は、機上電源モジュールの仕様を決める方法をご覧ください。

既存の製品アドレス

以下の既存製品アドレスは、現在、それぞれのページに記載された現行モデルを対象としています。

  • TP-T25:末尾が/tp-t40plus/のアドレス
  • TP-T16:末尾が/tp-t40/のアドレス
  • TP-T12:末尾が/tp-t30/のアドレス
  • TP-T4:末尾が/tp-t4-100m/のアドレス

確認すべき製品の詳細

この構成について相談する

機体、用途、案件の要件をお知らせください。機器の範囲を確認し、構成に合わせた見積りを準備します。

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